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総合診療医

勤医協札幌病院 広報誌vol.14(2014.12月発行)より

日常的な病気を正しく深く診ます。「まち医者」のような専門医

勤医協札幌病院では、内科外来の初診患者さんに、まず総合診療医の診察を受けていただいています。
総合診療医は、風邪や軽い腹痛などの日常の病気の診療のほか、「どの診療科を受診していいのか分からない」「複数の症状が出ている」「ほかの病院で診断がつかなかった」という場合に診断を行う専門医です。一人ひとりの患者さんの生活環境や職業にも視野を広げながら、症状の原因を探ります。

 

 


日常的な病気を正しく深く診ます
「まち医者」のような専門医

日常的な病気を正しく深く診ます ~「まち医者」のような専門医~

勤医協札幌病院では、内科外来の初診患者さんに、まず総合診療医の診察を受けていただいています。
総合診療医は、風邪や軽い腹痛などの日常の病気の診療のほか、「どの診療科を受診していいのか分からない」「複数の症状が出ている」「ほかの病院で診断がつかなかった」という場合に診断を行う専門医です。一人ひとりの患者さんの生活環境や職業にも視野を広げながら、症状の原因を探ります。

 

 


日本の医療を大きく変える「総合診療医」

日本の医療を大きく変える「総合診療医」

今まで日本では医学・医療の専門分化により、医師は疾患別・臓器別に高度医療のスキルを取得してきました。ところが、日常的によくある病気の臨床経験が多いとは言えず、難しい肺炎の診療は得意でも、多様な症状を示す風邪の診療は「専門外」になってしまうという現状がありました。

 

そこで、「よくある病気を正しく深く診て生活の質を上げ、継続的な健康管理によって重篤な疾患を早期発見したい」という目的を掲げて誕生したのが「総合診療医」です。2013年秋に発足した「日本専門医機構」が、「総合診療医」を専門医の一つとして認定することを決め、その重要な役割が改めて注目されています。

全ての患者さんを最初に引き受ける専門医

全ての患者さんを最初に引き受ける専門医

総合診療医は最初に患者さんを診断する役割を担います。各診療科の専門医とは異なるスキルを持ち、症状や身体診察から診断を絞り込みます。風邪や腹痛などのよくある病気や生活習慣病を診療し、必要に応じて専門医につなぎ、往診も行います。

 

患者さんの生活環境や社会的背景を視野に入れ、食生活や運動、喫煙、飲酒などについてアドバイスし、予防活動や地域全体に健康を広める啓発活動を行うなど「まち医者」のような働きをします。

 

また、地域の介護支援専門員などと情報を共有しながら、介護と医療の連携を図ります。

 

専門医や開業医と連携しながら診療を継続

専門医や開業医と連携しながら診療を継続

当院の内科外来で、総合診療医が患者さんを診る体制がスタートしたのは2013年4月。
勤医協独自の養成プログラムで幅広い病気に対応する診断知識と臨床能力を習得した総合診療医7人が、
外来・病棟・往診で診療を行っています。日常的な体の不調に重大な病気がないかを探り、
複数の症状を関連付けて診断するなど「深く」診るスキルを持ち、そのトレーニングを続けています。
基本的には同じ医師が一人の患者さんの複数疾患を継続して診るため、患者さんが多くの医療機関を渡り歩かずに済みます。
無駄な投薬も重複する検査もありません。
当院の内科専門外来では、勤医協中央病院の専門医が週1回外来診療を行っているので、生活習慣病の専門治療も受けることができます。
また、高齢社会で必要とされる認知症ケアや緩和ケアなどの医療を継続的に提供するためには、
当院と地域の開業医がサポートし合う関係が必要です。地域の医療者との連携を増やし、「地域で支える医療」の基盤を作りたいと思っています。

 


 

勤医協札幌病院 内科専門外来

心臓専門外来 消化器・肝臓専門外来 腎臓専門外来 糖尿病・甲状腺専門外来 

リウマチ専門外来 禁煙外来 健診後外来 高齢者外来

 

研修医受入実績 2014年度 6人
患者情報を共有し議論を交わす総合診療医のカンファレンス(症例検討会)

総合診療医

 

佐藤健太、宮澤元、樋口智也、菅藤賢治、菅藤佳奈子、大久保彩織、佐賀加奈子

 

研修医受入実績 2014年度 6人

 


副院長 内科・総合診療科 科長 佐藤 健太

副院長 内科・総合診療科 科長

佐藤 健太(さとうけんた)

 

Profile


東京都出身。
2005年東北大学医学部卒。

2011年勤医協札幌病院に着任。より多くの患者さんに対応できる診療能力を身につけたいと家庭医療専門医を取得。
2012年内科医長。2013年に指導医に。2014年に第5回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会「日野原賞」受賞。
2014年内科副科長。日本内科学会認定医、日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医・指導医。