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ロービジョンケア

勤医協札幌病院 広報誌vol.14(2014.12月発行)より

ロービジョンとは、種々の原因で視力などの視覚機能が低下し、眼科的治療で回復が見込めない状態のことで、日常生活や就労などの場で見えにくいための不自由が生じます。
勤医協札幌病院ではロービジョン外来を開設し、見えにくい状態での生活を継続的にサポートしています。

 

 


見えにくい「不自由」をライフスタイルに合わせて援助

見えにくい「不自由」をライフスタイルに合わせて援助

ロービジョンとは、種々の原因で視力などの視覚機能が低下し、眼科的治療で回復が見込めない状態のことで、日常生活や就労などの場で見えにくいための不自由が生じます。
勤医協札幌病院ではロービジョン外来を開設し、見えにくい状態での生活を継続的にサポートしています。

 

 



ロービジョン者は道内に約5万人

ロービジョン者は道内に約5万人

近年、社会の高齢化の進行に伴い、ロービジョン者が増加しています。
道内には約5万人のロービジョン者がいるといわれていますが、視覚の障害は外見からは分からないことが多く、その不自由さが周囲から理解されにくい傾向があります。

 

当院が本格的にロービジョンケアに取り組み始めたのは、道内での対応医療機関がまだ数カ所しかなかった2007年。現在では20カ所を超える道内ロービジョンケア対応医療機関の拠点となっています。




限られた視覚機能を補助具などでサポート

限られた視覚機能を補助具などでサポート

ロービジョン者には、「視力が低下している」「視野が狭い」「まぶしくて見づらい」など、さまざまな症状があります。限られた視覚機能を上手に活用し、さらに視覚に頼らない方法も含めて、日々の暮らしを支えるのが、ロービジョンケアです。


ロービジョン外来では、拡大や遮光など特殊な用途のレンズ類や、見え方を補助する視覚補助具をそろえ、
「新聞が読みたい」「パソコンの画面を見たい」「駅で電車の行き先を確かめたい」など、それぞれの患者さんのご希望と見え方の状態に応じて、実際に補助具の使用を体験していただき、最適な方法を探します。
また、盲導犬協会や盲学校などの専門機関との連携を含め、種々の社会資源についての情報を提供し、
ロービジョンのお子さんから高齢者まで、ライフスタイルに合わせた援助を行っています。

 


眼科 副科長 

永井 春彦(ながいはるひこ)

 

Profile


京都府出身。
1987年札幌医科大学医学部卒。

カナダやアメリカへの留学でロービジョンケアを学ぶ。

2000年の日本ロービジョン学会創設に参加。

2006年から勤医協札幌病院勤務、眼科副科長。

現在、日本ロービジョン学会理事、日本眼科医会ロービジョンネットワーク検討会メンバーとして、道内外でロービジョンケアの普及・啓発に関わる。

ロービジョン外来:予約制(木曜日午後)

初回は眼科の一般外来を受診していただき、次回以降のロービジョン外来を予約します。
遠隔地や通院が困難な場合は電話でご相談ください。

 

 

 対象疾患

 

網膜色素変性症、加齢黄斑変性症、強度近視、糖尿病網膜症、緑内障など

 

 

 

患者さんにお持ちいただきたいもの

 

●かかりつけの眼科の先生からの紹介状
●現在お使いの眼鏡
●現在お使いの視覚補助具
●これを見たいという見本(読み物、各種印刷物など)
●身体障害者手帳(該当の方のみ)

勤医協札幌病院 眼科外来
TEL:011-811-2246(代表)