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勤医協札幌病院 65年の歴史

勤医協札幌病院 広報誌vol.18(2016.11月発行)より

当院の前身「白石診療所」が誕生した白石町は、サムライ部落と呼ばれる掘立小屋が並ぶ集落や労働者街が形成されていました。
しかし、近くに診療所はなく、半日がかりで市立病院に通っていました。


そうした中、「ホクレン」の労働組合委員長を務めた川口武夫氏が、勤医協札幌診療所の塚田龍爾所長を訪ねて実情を訴えました。
診療所友の会ができ、カンパを集め、1949年(昭24)11月15日、川口氏の自宅が「白石診療所」となりました。
自転車で駆け付けた塚田医師が午後から診療を開始し、川口氏の妻が事務員として働きました。

勤医協札幌病院 65年の歴史
1954年当時の白石診療所

1952年(昭27)に隣地へ新築移転。必要な医療機器は、地域住民の募金で徐々に拡充しました。


無床だった診療所は1958年(昭33)7月に30床を有する菊水病院となり、1964年(昭39)1月には名称を「勤医協札幌病院」と変更し、現在地に新築移転。その後、増改築を重ね、1980年(昭55)1月に総合病院として認可を受け、現在の当院へと発展しています。

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