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産婦人科婦人科のご案内

こんな症状・疾患を診ています

こんな症状・疾患を診ています

 疾患


子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣腫瘍、子宮頸部異形成、婦人科悪性腫瘍(子宮体がん、卵巣がん)、子宮内膜症、子宮脱(骨盤臓器脱)、更年期障害、月経困難症、月経前症候群、性感染症、がん検診、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)、など

 

 

症状


会陰のかゆみ・痛み、おりものの異常(におい・色・性状)、生理の量が多い(過多月経)、生理痛が辛い、生理以外の出血がある(不正性器出血)、避妊、生理をずらしたい、など

婦人科手術の基本方針

婦人科手術の基本方針

  • 腟式手術、腹式手術、腹腔鏡手術、子宮鏡手術を行っています。
  • 体への負担が少ない手術を目指しています。腟式が可能な手術は腟式で、難しい場合でも腹腔鏡手術や創をなるべく小さく留めた腹式手術を行います。
  • 入院日数は術後の経過や痛み等の状況を見て決めますが、術後5-7日間で退院される方がほとんどです。

腟式手術について

腟式手術について

当院では、腟式手術を積極的に行っています。
腟式手術は腟の奥から腹腔内へアプローチしますので、お腹には一切創が付きません
また、腟には「創の治りが早い」「痛みが少ない」という特徴があり、入院日数も短くなります。
一般的には術後5日目で退院、早い方では術後3日目で退院しています。
子宮の手術(子宮筋腫や子宮頸部異形成で子宮を取る場合)はもちろん、他院では腹腔鏡で行うことが多い卵巣の手術(卵巣のう腫、卵巣奇形腫、など)も多くの症例で腟式手術が可能です。子宮筋腫が非常に大きい場合や癒着が強い場合等腟式手術が行えない場合もありますので、外来でご相談ください。

子宮鏡手術について

子宮鏡手術について

子宮の内側(内腔)へ突出している筋腫やポリープは、それ自体が小さくても生理の量が多い(過多月経)原因になります。その場合、子宮鏡手術をお勧めしています。子宮の出口(子宮口)からカメラを入れて、突出している部分を削るようにして取る手術です。子宮内腔以外に創はつきません。また、手術翌日の退院が可能です。ポリープはほぼ全例で問題なく手術できますが、子宮筋腫は位置によっては行えない場合もありますので、外来でご相談ください。

子宮脱手術について

子宮脱手術について

子宮や膀胱、腸がゆるんで腟から出てきてしまうことを「骨盤臓器脱」と呼びます。
お産や腹圧がかかる動作(重いものを持つ、など)が原因で、欧米では11%の方が何かしらの治療を受けていると言われています。また、骨盤臓器脱が尿失禁の原因となっている場合もあります。ペッサリー(リング)を腟内に入れることで治療しますが、効果不十分だったりペッサリーが頻回に抜け落ちてしまったりする場合は、手術をお勧めしています。メッシュを用いる手術もありますが、異物を使うことで生じる問題もあり、当院では自分の組織のみで修復する手術を行っています。詳しくは外来でご相談ください。

更年期障害

更年期障害

閉経の前後5年間を更年期と呼びます。生理が1年間来ないことが閉経の目安です。
日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人で40歳代前半、遅い人で50歳代後半です。
この時期は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって、またそれに生活環境の変化が重なる事で、様々な症状が出やすい時期です(代表的な症状:のぼせ、動悸、多汗、疲れやすい、不眠、不安が強い、外陰部のかゆみ・乾燥感、など)。
更年期障害は決して我慢しなければいけないものではなく、症状によって日常生活に影響が出る場合は、治療をお勧めします。当院では、下記の治療を行っています。どの治療法を行うかは、外来にて担当医とご相談ください。

 


【治療】

【治療】

 ホルモン補充療法女性ホルモンを少量薬として補うことで、不快な症状を和らげます。飲み薬、貼り薬、塗り薬等様々なタイプがあり、自分に最適な方法を選択できます。薬の使い方を工夫する事で副作用を最小にして効果を最大にでき、骨密度の増加も期待できます。
漢方薬治療数多くの漢方薬の中から、各々の状態に合った薬を選んで使います。体のバランスが崩れてしまったことによって出ている症状を、バランスを整えることによって改善させるように働きます。複数の症状がある場合や、ホルモン補充療法を希望しないが治療を行いたい場合にお勧めしています。ホルモン補充療法との併用も可能です。

プラセンタ治療

プラセンタとは、胎盤のことです。胎盤には人間が必要とする多くの栄養素が含まれるとされており、ヒト胎盤から抽出した成分(主にアミノ酸)を皮下注射することで、効果が得られます。美容の分野では幅広く使用されていますが、更年期障害へも効果が認められ、保険適応があります。1週間に1回程度の注射が目安ですが、場合により連日注射することも可能です。


【治療】

1. ホルモン補充療法

【治療】

1. ホルモン補充療法

ホルモン補充療法

女性ホルモンを少量薬として補う事で、不快な症状を和らげます。飲み薬、貼り薬、塗り薬等様々なタイプがあり、自分に最適な方法を選択できます。薬の使い方を工夫する事で副作用を最小にして効果を最大にでき、骨密度の増加も期待できます。

2. 漢方薬治療

2. 漢方薬治療

漢方薬治療

数多くの漢方薬の中から、各々の状態に合った薬を選んで使います。体のバランスが崩れてしまったことによって出ている症状を、バランスを整えることによって改善させるように働きます。複数の症状がある場合や、ホルモン補充療法を希望しないが治療を行いたい場合にお勧めしています。ホルモン補充療法との併用も可能です。

3. プラセンタ治療

3. プラセンタ治療

プラセンタ治療

プラセンタとは、胎盤のことです。胎盤には人間が必要とする多くの栄養素が含まれるとされており、ヒト胎盤から抽出した成分(主にアミノ酸)を皮下注射することで、効果が得られます。美容の分野では幅広く使用されていますが、更年期障害へも効果が認められ、保険適応があります。1週間に1回程度の注射が目安ですが、場合により連日注射する事も可能です。

生理の悩み

生理の悩み

症状


生理の量が多い、生理痛が辛い、生理前にイライラする・落ち込む、生理をずらしたい、生理がバラバラ

 

 生理の症状は、和らげることができます。


 

【原因】

【原因】

  • 生理の量が多い
    子宮筋腫や子宮腺筋症が原因になることがあります。病気がなくても生理が多くなる人もいます。
  • 生理の痛み
    子宮内膜症は原因の一つです。内膜症がなくても痛みが強くなる人もいます。
  • 生理前にイライラする・落ち込む
    生理前は気持ちが不安定になりやすいホルモンバランスになります。

【治療】

【治療】

生理が辛く生活にひびく場合は、治療をお勧めします。どの治療も将来の妊娠には影響なく、避妊効果がある治療も中止すればすぐに妊娠できる状態に戻ります。


痛み止め生理の痛みを和らげます。効果が不十分な場合は、他の治療を組み合わせます。
低用量ホルモン薬(ピル)少量の女性ホルモンを使うことで、生理のリズムをコントロールします。同時に、痛みが軽くなり、量が減ります。生理の時期をずらすこともできます。基本的に誰でも使えます。注意すべき副作用に血栓症がありますが、その割合はとても低く(9/10,000人)、ほとんどの女性が問題なく使えます。35歳以上でタバコを吸っている、他いくつか副作用が起こりやすい条件があり、外来受診の際にそれらを確認しています。心配な方はご相談ください。

IUS(ミレーナ)

子宮内に入れた3cm程の専用の道具から直接子宮内膜に薬を効かせることで、生理の痛み、量を抑えます。最長5年間入れたままにできます。ピルのように薬を飲まなくても効果が続くメリットがあります。お産をしたことがある女性向きです。高い避妊効果があります。外来で入れることができ、3か月以内に一度診察がありますが、その後は1年毎の診察です。子宮癌検診に合わせての受診をお勧めしています。不要になった時は、外来で簡単に取り出せます。

 漢方薬

数多くの漢方薬の中から、症状に合わせて薬を選びます。体のバランスを整えることで症状を良くします。様々な症状に効果があります。

 


【こんな診察をします】

【こんな診察をします】

  • どのような症状なのかお話を伺います。

  • 場合により、血液検査をします。

  • 場合により内診をしますが、内診を希望しない場合は、お腹からのエコー検査ができます。



ご本人と相談しながら、一番あった治療を決めています。一人で悩まずに、お気軽に受診してください。




 子宮内膜症について


子宮内膜症は、軽いものを含めると10人に1人が持っています。また、若い時に生理痛がとても強いと約6割が将来子宮内膜症になると言われています。上記の治療は子宮内膜症の予防にもなるので、強い生理痛は我慢せずに治療することをお勧めしています。



 子宮筋腫について


子宮筋腫自体は良性のできもので、大きくても症状がないものもあります。しかし、子宮の内側(内膜面)に突き出た筋腫は生理の量を多くする原因になります。その場合は、手術で筋腫を取ることが第一の治療法です。希望により、子宮全体を取る手術もできます。

子宮内膜症について

子宮内膜症について

子宮内膜症は、軽いものを含めると10人に1人が持っています。また、若い時に生理痛がとても強いと約6割が将来子宮内膜症になると言われています。上記の治療は子宮内膜症の予防にもなるので、強い生理痛は我慢せずに治療することをお勧めしています。

子宮筋腫について

子宮筋腫について

子宮筋腫自体は良性のできもので、大きくても症状がないものもあります。しかし、子宮の内側(内膜面)に突き出た筋腫は生理の量を多くする原因になります。その場合は、手術で筋腫を取ることが第一の治療法です。希望により、子宮全体を取る手術もできます。

子宮頸部異形成

子宮頸部異形成

子宮出口部(頸部)の細胞に異常な変化がある状態を子宮頸部異形成と呼びます。変化の強さにより、将来的に癌へ進行する割合が違い、軽度異形成では大部分が自然に正常へ戻ります。しかし、強い変化がある場合は将来的に癌へ進行する可能性が高まってくるため、治療を検討します。一般的に高度異形成以上もしくは一定の条件を満たす中等度異形成が治療対象です。

子宮頸がんは、この子宮頸部異形成を経て年単位で進行し、発症します。子宮頸部異形成の段階で治療できれば癌を未然に防げます。子宮頸がん検診は、子宮頸部異形成の段階で発見・治療することで癌を防ぐことが目的です。異常がない方も、1-2年に1回の子宮頸がん検診を受けるようにしてください。

喫煙する人は子宮頸部異形成が治りづらく、子宮頸がんになる確率も高まります。禁煙を強くお勧めします。

 


【治療】

【治療】

円錐切除術

子宮出口部(頸部)を、細胞の変化がある部分を中心に円錐状に切り取る手術です。一番確実な治療で、病変の広がりを確認できます。2泊3日の入院で行います。子宮出口部の一部を切除するので、今後妊娠した際に流産/早産が起きやすくなる人がいます。

フェノール治療

フェノールという薬液を、子宮出口部(頸部)に塗る治療です。4週間に1回外来を受診していただき、治療を行います。痛みはほとんどありません。治療時間は5分かからない程度で、生活上の制限もほとんどありません。入院せずに治療できる、妊娠した際の流産/早産の危険性には影響しない、というメリットがあります。ただ、異形成の強さに応じて4-15回以上治療を繰り返す必要があるため、一定期間の通院が必要です。

 

【治療】

1. 円錐切除術

【治療】

1. 円錐切除術

子宮出口部(頸部)を、細胞の変化がある部分を中心に円錐状に切り取る手術です。一番確実な治療で、病変の広がりを確認できます。2泊3日の入院で行います。子宮出口部の一部を切除するので、今後妊娠した際に流産/早産が起きやすくなる人がいます。

2. フェノール治療

2. フェノール治療

フェノールという薬液を、子宮出口部(頸部)に塗る治療です。4週間に1回外来を受診していただき、治療を行います。痛みはほとんどありません。治療時間は5分かからない程度で、生活上の制限もほとんどありません。入院せずに治療できる、妊娠した際の流産/早産の危険性には影響しない、というメリットがあります。ただ、異形成の強さに応じて4-15回以上治療を繰り返す必要があるため、一定期間の通院が必要です。

人工妊娠中絶

人工妊娠中絶

妊娠12週未満の場合、日帰りの手術です。10週未満の場合、体への負担が少ない、プラスチック製吸引管を使っています。12週を過ぎた場合は、基本的に分娩方式(陣痛を起こす薬を使う方法)で、2泊3日が目安です。14週未満では、日帰り手術ができることもあります

 

妊娠を続けるか迷っている場合も、一度外来を受診の上ご相談ください。

 

術後/処置後の外来で、避妊の相談ができます。詳しくは「避妊について」を参照してください。


□料金

〈妊娠12週未満〉

・事前検査   16,500円

手術料金   132,000

   合計   148,500円(術後診察代含む)


〈妊娠12週以降〉

・事前検査   16,500円

手術費用   471,500

   合計   488,000円(外来診察代、死産証明書代含む)



避妊について

避妊について

お勧めできる避妊法は、次の2つです。

 

  • 低用量ホルモン薬(ピル)
    1日1回薬を飲むことで、高い避妊効果があります。生理の量が減る、痛みが軽くなる、周期が一定になる、生理の移動が簡単にできる、などの特徴もあります。生理が始まった女性であれば使えます。
    注意すべき副作用として血栓症がありますが、その割合はとても低く(9/10,000人)、ほとんどの女性が問題なく使えます。35歳以上でタバコを吸っている、など副作用が起こりやすい条件があり、外来受診の際にそれらを確認しています。心配な方はご相談ください。
     
  • 子宮内避妊具(IUS;ミレーナ)
    子宮内に3cm程の器具を入れたままにすることで、高い避妊効果があります。子宮内にあることでの違和感はありません。また、生理の量を減らす/痛みを軽くする効果があります。外来で入れることができ、3か月以内に1度診察がありますが、その後は1年毎の診察です。子宮癌検診に合わせての受診をお勧めしています。不要になった時は外来で簡単に取り出せ、その後の妊娠へも影響しません。

 

※緊急避妊法(アフターピル)
性交渉から72時間以内に薬を飲むことで妊娠の可能性を下げる方法です。避妊率は下がるものの120時間以内であれば効果が期待できます。正しく薬を飲んでも約2%の妊娠の可能性があります。次の生理が1週間以上遅れる場合は、外来を受診してください。
この方法は、あくまでも緊急時の方法です。確実な避妊のためには、上記で紹介した方法をお勧めします。

避妊について

避妊について

お勧めできる避妊法は、次の2つです。

低用量ホルモン薬(ピル)

1日1回薬を飲むことで、高い避妊効果があります。生理の量が減る、痛みが軽くなる、周期が一定になる、生理の移動が簡単にできる、などの特徴もあります。生理が始まった女性であれば使えます。
注意すべき副作用として血栓症がありますが、その割合はとても低く(9/10,000人)、ほとんどの女性が問題なく使えます。35歳以上でタバコを吸っている、など副作用が起こりやすい条件があり、外来受診の際にそれらを確認しています。心配な方はご相談ください。

子宮内避妊具(IUS:ミレーナ)

子宮内に3cm程の器具を入れたままにすることで、高い避妊効果があります。子宮内にあることでの違和感はありません。また、生理の量を減らす/痛みを軽くする効果があります。外来で入れることができ、3か月以内に1度診察がありますが、その後は1年毎の診察です。子宮癌検診に合わせての受診をお勧めしています。不要になった時は外来で簡単に取り出せ、その後の妊娠へも影響しません。


 緊急避妊法(アフターピル)


性交渉から72時間以内に薬を飲むことで妊娠の可能性を下げる方法です。避妊率は下がるものの120時間以内であれば効果が期待できます。正しく薬を飲んでも約2%の妊娠の可能性があります。次の生理が1週間以上遅れる場合は、外来を受診してください。
この方法は、あくまでも緊急時の方法です。確実な避妊のためには、上記で紹介した方法をお勧めします。