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麻酔科当院での麻酔のながれ

手術前日麻酔科医による診察と説明があります。全身状態を把握し患者さんに最適な麻酔方法を選択します。その後に「同意書」に署名していただきます。
手術当日

当日朝の食事、飲水、内服薬に関しては麻酔医から指示が出ます。

食事:誤嚥性肺炎予防のため当日は絶食となります。

飲水:定期手術では約2時間前まで可としています。

内服薬:麻酔科医の指示に従ってください。

 

【入室方法】
患者誤認防止のため、”歩行入室”を基本としています。

状況により移動式ベッドや車椅子での入室も行います。

 

【手術室内で】

  • 手術ベッドに移動後、患者さんの名前と手術部位を確認します。その後、点滴ルートの確保、心電図や血圧計など各種モニター装着を行います。開腹手術では術後疼痛対策として背中から硬膜外チューブを挿入することがあります。
  • 準備終了後に麻酔を始めます。
  • 全身麻酔:次第に眠たくなり目が覚めると手術が終了しているという感じです。
  • 脊髄くも膜下麻酔:背中から麻酔薬を入れることで下半身に麻酔がかかります。
手術後

痛みなど、つらい点がありましたら遠慮なく看護師に伝えてください。

手術翌日、痛みや麻酔の副作用チェックのため、麻酔医が術後回診を行います。

血栓予防長時間動かないでいると、下枝の静脈に血栓が出来やすくなり、離床後に血栓が剥離して突然死することがあります。予防対策として弾性ストッキングの着用やフットポンプ装着を行っていますが、足を動かすことが最大の予防と言われています。動けるようになったら積極的に下肢の曲げ伸ばしを行いましょう。