はしか(麻疹)は、麻疹ウイルスに感染し発症します。このウイルスは、感染した人のくしゃみ、咳で飛び散り空気感染することもあり、非常に感染力が強いです。感染した後、症状が現れるまでの期間は10日から12日程度です。
≪症 状≫
発熱、咳、鼻汁の風邪症状で発症し、目が赤くなり目やにもみられます。
発熱は典型的な場合は、途中で 短期間解熱する時期があります。
初の発熱は軽度から中程度(38〜39℃)のことが多く、3、4日間続きます。
最初の発熱が下がってくる頃、口腔内(頬の内側)に細かな白色の発疹がみられます。
このあと熱が再び上昇しはじめるのとほぼ同時に発疹がでてきます。
発疹ははじめ小さな赤い斑点で首や耳の後ろにできます。そして次第に顔から体、手足へと
広がるとともに、個々の発疹はやや盛り上がった感じでやがて大きくなり、徐々に隣同士
つながっていき、色は濃くなっていきます。
発疹が全身に広がった頃には熱は下がることが多いようです。
合併症がなくても、発熱は7、8日程度続きます。発疹はその後、赤みが薄くなり黒ずんだ
色が残りますがこれもだいたい1カ月くらいで消失します。
≪治 療≫
麻疹ウイルスに対する特別な治療薬はなく、症状に対する治療が主となります。
脱水症状が強ければ点滴をしたり、咳、鼻水、発熱の症状を和らげるように薬を使ったりします。
細菌感染の合併を防ぐためや治療のために抗生剤を使用することもあります。
全身状態が悪ければ入院が必要となります。
≪家庭での対処と気をつけること≫
@発熱〜熱でぐったりする時は、解熱薬や氷枕、アイスノンなどで苦痛を取ってあげましょう。
A食べ物〜食欲がないときは、水分を十分補い、口当たりの良いものを与えるようにしましょう。
B入浴〜ぐったりしていなければ、短時間シャワーにさっと入るのはかまいません。
湯冷めはしないように。
C咳がひどいときや、反応が鈍く意識が低下していそうな時
合併症の心配があるので、早めに受診しましょう。
D登園、登校可能となるのは、解熱後3日経ってからです。
◎兄弟姉妹や他の子にうつってしまったかもしれない時
予防接種を受けていない子が、はしかに罹っている子と接触した場合、72時間以内に予防接種を
受けると発症を防げる可能性があります。
接触があった相手や学校、幼稚園などに早めに連絡しましょう。