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8月開催報告「認知症について」

8月24日(木)内科の佐藤 克哉医師が「認知症について」をテーマにお話しました。
暑い中30名の方が参加くださいました。
トランプマジックや囲碁が趣味という自己紹介から始まり、和やかな雰囲気で講演が始まりました。
認知症とは「物忘れが原因で日常生活を送るのに支障が出ている状態」で「家族の顔を見てもわからない」「スプーンの使い方がわからない」などの例が紹介されました。

認知症は薬や食事では予防できないこと、認知症の薬は症状の進行を約1~2年ほど遅らせる効果があります。

認知症の原因となる脳梗塞や脳出血は予防できるので、高血圧・糖尿病・コレステロールの薬は忘れず飲みましょう、また日々の運動や人と交流すること、頭を使うこと(趣味・家庭内での役割など)も予防には大切なことです。
家族が認知症になったら、「自尊心を傷つけない」「相手の感情を大切にする」「わかる言葉で簡単に伝える」「話をしっかり聞く」「ゆっくりと繰り返す」「社会サービスの活用」などが大切です、まずは病院に相談してください。
治る認知症(他の病気が原因で認知症になる)もありますので、物忘れがひどいと心配な方は内科で検査(あたまの健康検査)が出来るので受診をしてくださいと話があり、最後に質問を受け講演は終了となりました。

  • 内科の佐藤克哉医師が認知症についてお話しました。

参加された方から質問をいただきました。

「わかりやすくて良かった」「参考になる話が聞けました」など多くの感想をいただきました。


 

自分は一人暮らしのため、体がつらくても何でも自分でやらなくてはいけない。
介護保険の申請をしたら「一人で生活できるうちは認定できない」と言われた。どうしたらよいか。


介護保険の申請には主治医意見書というものが必要です。病院で援助しますのでご相談下さい。

家族が黄昏症候群で夕方になると落ち着かなくなります。どのような対応が良いでしょうか。

家族と散歩することや、医師に相談して薬を処方してもらうことなどが有効な場合があります。

知人が10日くらい前から約束事を10回、20回と聞いてくる。

あたまの健康検査に連れていきたいがどのよう伝えるのがいいか。

本人に伝えづらい場合はご家族に伝えてみてはいかがでしょうか。症状が出たのが最近なので早い段階での受診が良いと思います。

 

 

など他にも多くの質問が出されました。

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

次回(9月)の医療講演会

次回(9月)の医療講演会

9/28(木)14時~15時 菊水ビル4階・中会議室

 

勤医協札幌歯科診療所 笠井 信行所長による「健康寿命と歯のはなし」です。


参加は無料です。どうぞお気軽にお越しください。