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10月開催報告「インフルエンザ対策」

10月25日(木)、内科医長の大久保 彩織医師が「インフルエンザ対策」をテーマに講演し、21名が参加しました。

参加者の中には「先日友の会に入会し、初めて来ました。」という方や、「病院の待合室にあるポスターを見て時間があったので参加しました。」という方もいらっしゃいました。


はじめに大久保医師より自己紹介と札幌病院の機能を説明し、札幌病院がHPH(健康増進活動拠点病院)として、患者さんだけでなく地域の住民の方々に対して保健衛生活動を行う病院であることを紹介し、本題に入りました。

インフルエンザはインフルエンザウイルスを病原とする気道感染症で、A型・B型のほかにC型というのもあります。

16世紀のイタリアではインフルエンザの流行が周期的に現れるところから、占星家たちがこれを星や寒気の影響(Influence)によるものと考えたそうで、これがインフルエンザの語源といわれています。

インフルエンザに一度かかっても再びかかってしまうのは、ウイルスは表面の糖蛋白の組み合わせが変わったり、突然変異が起こるため、ある型に罹患して免疫が記憶しても、別の型に罹患してしまうからです。

インフルエンザの予防は、風邪と同様に手洗いや咳エチケット、そして予防接種が大切になります。


大久保医師は次にインフルエンザにかかってしまった場合の対処法について説明しました。

悪寒、関節・筋肉痛、頭痛、倦怠感などの全身症状があり、インフルエンザが流行している場合は、辛い体で病院に来て検査をせずに、インフルエンザと考えて対応することが一番大切です。

体調が悪いのに、無理をして仕事や家族の世話をすると、本人の治りが悪くなるだけでなく、相手にもうつしてしまいます。熱がなくなって2日するまで家で安静に過ごしましょう。

ただし、次の場合は病院を受診しましょう。

・水分も取れない

・歩けていた人が歩けなくなる

・意識状態がいつもと違う

・診断書がないと仕事をやすめない など


インフルエンザの治療には抗インフルエンザ薬がありますが、薬が必要なのは5歳未満の幼児、高齢者、基礎疾患がある方などで、その効果も熱の期間が1日短くなるか、重症化を予防できる効果があるだけです。

暖かくして水分をとり、しっかり休養することが一番です。


大久保医師は、最後におまけの話として、病院の中で感染症をもらわないための工夫をお伝えしました。

手すりやドアなど皆が触るところはウイルスがいっぱいです。

触ったあとは手をしっかり洗う、手を洗った後の蛇口もペーパータオルや肘で止めるのが良いでしょう。


講演後、参加者からの質問に大久保医師がお答えしました。


 

うがいは予防効果はないということだが、鼻うがいはどうですか?

鼻から水をいれて口から出す鼻うがいは一定の効果があると言われています。その場合食塩水を使わないと痛みがでますので気をつけてください。

予防にはウォーキングやジョギングなどの体力づくりも効果がありますか?

適度な運動で体力をつけることは、インフルエンザだけでなくどの病気に対しても大切ですね。


ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回(11月)の医療講演会

11/22(木)14時~15時 菊水ビル3階・会議室


勤医協札幌病院 副院長・産婦人科科長 長島 香医師による「更年期のすごしかた(仮題)」です。

 

参加は無料です。どうぞお気軽にお越しください。

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