眼科患者会・ひとみの会「歩きやすさを求めて」学習会のご報告
9月16日(土)、「歩きやすさを求めて」というテーマで学習会を行いました。
ひとみの会会員、病院職員、同行援護「ほほえみの会」、手話通訳者など24名が参加しました。
講師は札幌市視覚障害福祉協会の小宮 康生さんにお願いしました。
小宮さんは、白杖について「全く見えない人が使うものと思っている方が多く、ロービジョンの方は使いたくないという方が大半です。特に中途で見えづらくなった方は嫌がりますが、安全に歩くためには白杖を持ちましょう。」と話され、社会の中に白杖が受け入れづらい雰囲気があると指摘していました。
次に白杖を使った歩行訓練を行いました。
参加者で輪になり、白杖を自分の肩幅に合わせて左右にリズミカルに動かします。
「はい1,2!はい1、2!」と先生の声。
参加者は白杖を持っている手と同じ側の足が同時に出てしまうため、なんともおかしな格好でしたが、次第に慣れてきました。
最後に、眼科副科長の永井医師より「小宮さんのような指導員の後継者を作っていくことが大事な課題です。今日は大変すばらしい学習会でした。」とお話しました。
小宮さんから「生活の中で不便なこと、困ったことがあれば相談してください。出かけることができなければ私が訪問します。行政に働きかけることが必要であればご協力します。」と話され、参加者は(公)札幌市視覚障害者福祉協会の役割について認識を新たにしました。